FC2ブログ

よきこときく通信

残念な7歳児の子育てと観劇とお買いものブログ
2019年11月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2020年01月
TOP読書 ≫ 生まれてすみません と思った時に読む本

生まれてすみません と思った時に読む本


「自虐の詩」(上・下)  
業田 良家
竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト


落ち込んだ時にこそ読む本、それが「自虐の詩」です。
中身は4コママンガで
いわゆるおやじ4コマ風の絵柄なんですが
これがねー、とにかく泣けるんです。
内容は西原理恵子の「ぼくんち」を彷彿させるものがあります。

主人公は見るからに幸薄そうな幸江と、
すぐにちゃぶ台をひっくり返す無職の亭主イサオ
働かずギャンブルばかりするイサオはその金すらも幸江にたかるが
そんなイサオにゾッコンの幸江。
毎日ちゃぶ台をひっくり返されてもけなげに働くのだった。
ってこれDVじゃないですか。もろに。一応ギャグ4コマなんですけどね。

ちょっとひきつつも読み進めていくと、下巻で意外な展開をみせるのです。
下巻は現在のイサオと幸江を描きつつ、幸江の回想シーンが入ってきます。
やっぱり幸江は昔から不幸な子どもでした。
母は逃げ、借金まみれの父親と貧乏な2人暮らし。どこまでも不幸です。
小学生から中学生になっても暮らしはどんどん悪くなるばかり。
新聞配達のお金さえも父親が巻き上げる始末。
(もう一度いいますがこれはギャグ4コマです)
そして幸江はイサオと出会い現在に至るのですが、もうラストは
涙なしには読めません。

幸江ははた目からみてると思いきり不幸です。でも本人はそれを苦にしてません。
その理由がここへきていっきにわかるわけです。
イサオだってたまにやさしかったりするし。(これ典型的DVの夫のパターンですね)
あとちゃぶ台をかえすときも幸江には絶対あてないのです(幸江談)
今が幸江の人生で一番幸せなんです。

あと忘れてはいけないのが友人の熊本さん
幸江を上回るいきおいの貧しさでブサイクで嫌われ者なんですが
彼女はまったくそれを恥じることなく誰にたいしても堂々としています。

『幸せとか不幸とか人と比べるものではない。
生きることはそれ自体に意味がある。』

これを読むとワタシもがんばろうとまた思います。
人生につかれたすべての人に読んで欲しいです。

ちなみにギャグマンガとしてちゃんと成立してますからね。
笑えますよ。

読書 | Comments(0) | Trackbacks(-)

Comment













非公開コメントにする