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よきこときく通信

残念な7歳児の子育てと観劇とお買いものブログ
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演劇企画集団THE・ガジラ「新・雨月物語」 世田谷パブリックシアター1/29 化生の世界に迷い込んでしまう

「雨月物語」というと1953年の溝口健二監督の映画が有名ですが
今回のこの作品の原作は映画で脚本をかいた川口松太郎さんのものです。

セットはシンプルながらもおもしろいつくりで、奈落がぽっかりあいた中央に
浮島のように舞台が浮いています。真ん中には穴が開いていて、
そこの中から火を灯したり、人が出入りしたりと効果的に使われていました。
いわゆる舞台転換がないため、今みているのは夢か現かという境目があいまいで
見ている観客側もその不思議な世界に放り込まれたような気持ちになります。

客電がついたままいきなり舞台は始まります。舞台奥に立つ森山さんが
あまりにじっとしているので、客席も静寂に包まれたまま次の動きを
じっと待ちます。それに耐えられなかったのか
私の隣の人が開演3分後に眠りにおちました(笑)
ここまで早く落ちた人も初めてみた。
夜公演だったからお疲れだったのかもしれませんが。
とにかく舞台上が暗く、ろうそくの炎などの光の演出とゆるゆるとした役者さんの
動きに、集中力が欠けたら結構ツライかもしれません。
殺陣シーンももっと多いのかと思ってたらそうでもなかったので。

舞台はひたすら硬質で、もちろん笑いも一切なく進みます。
怪奇モノではありますが、妖怪もわかりやすいお化け姿で出てくるわけでも
ないので、怖さは全然ないのですが、どこまでが現実世界なのかわかりづらく
観客も登場人物と同じ目線でみている感覚になります。

ラストになるにつれ、あぁこうして冒頭とリンクさせるのか…と話がつながり
一人づつ穴に消えていき客電がゆっくりついても、カーテンコールがないので、
終わったという感覚がなく、終演後もまだしばらく世界に取り残されたまま
ぼうっとしてしまいました。最初はこの暗さでこのゆっくりとしたペースだと
途中退屈になるかなーと思ったのですが、役者さんの熱演と世界観に
もっていかれてしまいました。

ちなみにヨコの人は多分2時間中1時間半は確実に寝てたなぁ…。
疲れてるときには厳しいかもしれません。

出演=山本亨、月影瞳、北村有起哉、森山栄治(*pnish*)、若松武史、石村みか、
さとうこうじ、近童弐吉、大石継太、加地竜也、白井圭太、いわいのふ健

Comment

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そうそう、ガジラの公演ってカテコないんですよね。
しかも結構後味が・・・という状態で終わるという(笑)
それなのになんか引き込まれてしまうという。鐘下さんの演出って独特ですよね。
私が数年前に観た話は日航機墜落事故の傷跡を持った人達の話だったんですが、やっぱりそんな感じでした。

2008年02月01日(Fri) 23:20
編集
akiさん
カテコでストプレって笑顔なかったりは普通ですが、カテコ自体がない
のは初めてでした。余韻がぬけないのはいいんですが、拍手はしたい。
前衛ぽくもありつつ、きちんとパズルがはまるかのように話がおさまるのは
気持ちよかったです。
2008年02月03日(Sun) 18:14












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